SEOライティングとは、ブログの記事やコンテンツを検索エンジンから見て読みとりやすくなるようにして、検索エンジンに正しくに認識してもらうための技術です。より上位の検索順位に表示させるためのテクニックではなく、あくまでも記事、コンテンツの価値を検索エンジンに評価してもらうためのものです。
SEOライティングを行わないと検索エンジンがそのコンテンツを適切に評価することができず、本来ならもっと評価されてもおかしくないはずのコンテンツが、適切な評価を受けていない状態になります。
インターネットで検索をする人は100%、何かしら興味やで知りたい情報を検索していると考えられます。美容に関す悩みや、恋愛の事、お金を稼ぐ事、パソコンの不具合を直す方法や、転職、売上げアップ、集客に関する情報などなど。
検索で知りたいことに対して正しい回答を返すことができれば、多くの訪問者(=読者)が見込めるようになる訳です。
では自分もやろう!と、SEOの事を勉強し、SEOライティングの本を読んでみても、
- いざやろうとするとどう書き始めればわからない
- 記事を書いてみたものの思うように順位が上がらない
- PVが伸びないからモチベーションも下がる一方。。。
上がらない経験が少なからずあるのではないでしょうか?
これならユーザーが絶対に満足するに違いない・そう言い切れるぐらい素晴らしいコンテンツを作ったのに、そのページの検索順位が全然上がらない、なかなか上位に表示されないというのはよくある話です。
残念ながらSEOを意識してどれだけ良いコンテンツを作っても、それが検索順位の向上に繋がらなければ、継続してアクセスが集まるようにはなりません。そして、検索エンジンから安定したアクセスが集まらなければ、当然コンバージョンにも繋がらない訳です。
そこで、
- SEOライティングで自分の書いた記事の検索順位を上げるため
- SEOを意識したコンテンツを作っても検索上位に表示する
その為の、基本的なWEB用、SEOライティングについて考えてみたいと思います。
SEOライティングで検索結果を独占する為に最も重要な考え方3つ
SEO(Search Engine Optimization)って、日本語で言えば検索エンジン最適化と呼びますが、『検索エンジン最適化』ってそもそも何なのか?ということを理解してくと、今後あなたがライティングをする上で、非常に大きな意味を持つことでができます。
多くの場合、
- キーワードを意識して書こう
- 文字数は3000文字以上ないと上がらない
- キーワードの含有率は30%を目安に …
といった記述が散見しますが、そんな物よりも重要なことがありますので、まずはそちらをご紹介します。
ユーザーファーストを常に意識すること
SEO対策はほとんどの場合でGoogle対策と呼ばれます。それは最も多く利用されている検索エンジンが、Googleのアルゴリズムに沿って動いているからですが、SEOを意識してライティングをする際は、『Googleが掲げる10の事実』という存在を知っておくことから始まります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
この中でも、SEOやWebライティングで特に重要になってくるのは、マーカーを引いた項目で、こんなことが書いてあります。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
Google が他のどの検索サービスよりも多い HTML ページのインデックス登録に成功した後、Google のエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。その一部は、電話番号や住所、事業別ディレクトリなどで、新しいデータベースを統合するだけで検索可能になりました。しかし、中にはもっと工夫が必要なものもありました。たとえば、ニュース アーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。Google の研究者たちは、今後も世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに提供するために開発を続けていきます。
冒頭、ネット検索をする人は何かしら悩み・興味・知りたい情報を探しているとお伝えしました。つまり、悩みを持って検索してきた方に、どれだけ真摯に、どこよりも詳しく、間違いのない正確性を持って、どこよりも早く情報を届けること。
これが、SEOライティングにとって最も重要な考え方になります。
ユーザーの真なる課題解決
1.倫理観に反することなくユーザーの課題を解決する上でベストな方法を提示する
2.ベストな解決方法がサイト上CVであれば自信を持って提示する
3.ベストな解決方法がサイト上CV以外であれば躊躇なくその方法を提示する
誰の為のコンテンツなのか?ターゲットを明確に
例えば『確定申告 やり方』で検索したユーザーがいた場合、確実にわかるのは『確定申告のやり方がわからずに悩んでいる』ということですが、この段階からでも、ユーザーがどの程度の知識量を持っているのか?がなんとなく想像できます。『確定申告 やり方』と検索してきたということは、『自分は確定申告が必要な条件に当てはまっていると知っている人』ということが予想できます。
もし、確定申告が必要かどうかわからない場合、『確定申告 条件』や『確定申告 いくらから』などのキーワードで検索すると思われます。ということは、SEOライティングで最初に教えるべき内容は、『確定申告とはそもそも何?』というコンテンツでは無い、ということです。
SEOライティングをやる方で非常に多いのがこの間違いで、無理に情報量を詰め込もうとして、無駄なコンテンツを追加しがちになります。
無駄なコンテンツはユーザーの離脱につながり、『この記事は良いコンテンツでは無かった』とGoogleに判断されます。よくGoogleに好かれる記事を書く必要があるという言い方がされますが、そうではなく、ユーザーがに対して真摯に向き合ったコンテンツであることが、大前提になります。
ユーザーが次に知りたいことを考える
では、この場合どんなコンテンツがあればこのユーザーは満足したのでしょうか?
確定申告のやり方や手続きの流れ自体はほぼ一本化されているので、決まった内容を詳しく記載してあげることで、このユーザーの顕在化したニーズは満たせると思います。ただ、それだけを考えていては、今のSEOで上位表示はできませんし、なによりユーザーの為になりません。
確定申告のやり方がわかったのであれば、
- 手続きに費用はかかるのか?
- 申請に必要な書類はどうやって揃えるのか?
- 領収書が切れる範囲はどこまで?
- 税金はどの程度還付されるのか?
- そもそもしないと罰則はあるのか など
気になるであろう項目はいくらでも出てきます。ただ、ライティングでその全てを一つの記事に詰め込んではしまっては、返って読みずらい内容になり、結果的によく無いコンテンツとなりますので、どこまでの内容を入れるべきなのかは難しい部分ですが、長くなるようであれば、別の記事として続きを書くのがよいでしょう。
正確性と信頼性を意識して書く
間違った情報を発信するサイトをユーザーは信頼しません。ただ、残念ながら現状のGoogleのアルゴリズムでは『そのコンテンツが正確なのか、間違っているのか』を判断することはできていません。その代わり、Googleは下記のような判断軸で、あなたのコンテンツを評価対象としています。
Google が実際にアルゴリズムで使用しているランキング シグナルは公開できません。検索結果が操作されるような事態を防ぐためです。代わりに以下の項目をご覧頂くことで、Google がこの件をどうとらえているのか、ご理解頂けるのではないかと思います。
- あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?
- この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?
- サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
- あなたはこのサイトにクレジットカード情報を安心して提供できるか?
- この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
- このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
- この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
- 同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
- コンテンツはきちんと品質管理されているか?
- この記事は物事の両面をとらえているか?
- このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?
- 次のような理由で個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
- コンテンツが外注などにより量産されている
- 多くのサイトにコンテンツが分散されている
- 記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
- 健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
- サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
- 記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
- 記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
- ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
- 記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
- 記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
- 記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
- ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
- このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?
実際にページやサイトの品質を評価するアルゴリズムを書くことは、これらの自問をするよりもずっと難しいものです。しかしこれらの質問から、Google が良質なサイトと低品質なサイトとを見分けるアルゴリズムをいかにして書こうとしているのか、ご推察頂ければ幸いです。
引用元:良質なサイトを作るためのアドバイス
これは極端な例ですが、『ガンはキノコで治る』という記載があっても、誰も信用しないと思います。ただ、もし医学的な根拠と一緒に、専門の医師が発言した内容なら、正確性や信憑性はだいぶ上がります。たとえ医師で無いとわからない内容でも、あなたなりに調べ、最終的に医師のコメントを貰えば、同等の信用性はあるでしょう。
これは数字的な根拠を示す際でも重要で、よくだめライターがやりがちなのが『〜〜が増えています』『〜〜の傾向があります』という記載に対して、数字的な裏付けがないこと。増加傾向にあるなら国や専門期間がからなず統計を取っているので、そういった表記をする際は必ずエビデンスのある記事を書きましょう。
SEOライティングの書き方|基本ながらも押さえるべき12のポイント
検索順位の上位に表示させる為に重要なもの、まずは「タイトル」ですね。SEOを意識して書くコツは次の5つです。
タイトルには必ずSEOを意識したキーワードを入れる
キーワードを入れるなんて当たり前のことだと思うかもしれませんが、「魅力的なタイトル」を付けようと意識しすぎるあまり、肝心のSEOに引っ掛けたいキーワードがタイトルから抜けてしまっているケースも多いので要注意です。
1タイトル1テーマが基本
どんな記事や文書でも同じですが、テーマが複数あると「どういう目的で書かれたモノか」がハッキリしなくなるため、検索エンジンの評価も低くなってしまいます。1つの記事、メール、文章で伝えたいことは1つに絞り、それ以外のことはまた別の機会で伝えるようにしましょう。
タイトルは32文字以内がベスト
タイトルは28文字~32文字以内が理想的とされています。理由としては3つあります。
検索上位に表示されるタイトルは28文字までが多い
はてなブックマーク等の常連記事も、よく見るトップ100は高確率で28文字までのタイトルを付けています。
Googleが推奨していない
ページに極端に長いタイトルをつけることを、実はGoogleは嫌っています。ぶちゃけ諸説ありますが、7年ほどコンテンツSEOに関わってきた所感として、現在もスマートフォンで表示されるタイトルの文字数は、3ヶ月に一度ぐらいのペースで変動があります。
32文字以上表示させる場合は良いのですが、短い仕様になった場合はケツ(最後)が省略されるケースが多く、せっかくSEOキーワードを入れても適正に評価されないというのがあります。
スマホの比率は最近無視出来ない傾向にあります。タイトルの文字数が32文字を超える場合は上記のようにタイトルが途切れてしまうことがあるので、28文字以内にに納めた方が無難でしょう。
同じキーワードを繰り返さない
一つのタイトルの中で、同一のキーワードを何度も記述しないようにしましょう。文脈上の理由などで、同一のキーワードを使った方がまとまりが良い場合でも、繰り返しは2回までに抑えましょう。コンテンツの質が、というよりは、CTR(タイトルのクリック率)が下がり、結果的に検索順位を引き下げる原因になります。
ヒットさせたいキーワードは前方におく
検索順位の上部へヒットさせたいキーワードは、タイトルの出来るだけ前方に位置するように記述します。検索結果の表示順位を決めるアルゴリズムの多くは、構成部品の中でより前方に位置する単語に重点を置いています。
つまり、主要キーワードは前方に位置するように記述することで、SEO対策に効果的に働き、検索順位を引き上げる結果となります。また、ユーザーに大しても目に付きやすい位置に主要なキーワードを置くことで、見た瞬間に内容の理解を助ける効果が期待できます。
『衝撃!』『厳選!』などは初回投稿時にはいらない
https://twitter.com/mlSkrWrHHkPgUyJ/status/1194428427635449856
よくこういった意見がネットでは散見されますが、『衝撃!』『厳選!』というテキストをタイトルに入れたからといって、直接的な悪影響を受けて、直ちにSEO上マイナスになることはありません。
キーワードは前方においた方が良いのは間違いありませんが、記事を一番最初に投稿してからいきなり1ページ目に登場することはほぼないので、【●●もびっくり!】【衝撃!】などの文言を見て、ユーザーが『おっ!』と思ってクリックすることはまずありえません。
2P目以降にある記事はユーザーが目にすることがほぼ100%無い以上、【衝撃!】で5文字も浪費するぐらいなら、SEOキーワードを前方におくことを推奨します。CTRの高さはSEO上プラスに働きますので、1P目に入ったタイミングで追記する形でも遅くないでしょう。
次は見出し。文章構造、つまり配置の順番とルールがあります。たとえ似たような内容の記事であっても、この文章構造の違いで検索順位に大きな差がついてしまうので注意が必要です。以下は、見出し(hタグ)ついてです。
ページタイトルには<H1>を使おう
記事のタイトル部分ですね。一般的なブログシステムを使っているなら特に意識する必要はありません。『タイトル欄』にそのまま入れれば自動的に<h1>タグで書き出してくれます。この<h1>を使うのは、原則的にこの1回のみです。
各見出しは<H2>付随する項目は<H3>
例えば・・・
コーヒーを100倍美味しく飲む方法<h1>
- 1:『コーヒーとは?』<h2>
- 1-1.『コーヒーの歴史』<h3>
- 1-2.『コーヒーの現状』<h3>
- 2:『最高のコーヒーを探して』<h2>
- 2-1.『○○が重要だった』<h3>
- 2-2.『不思議な効能』<h3>
この様に大きなくくりを<h2>、その補足的なものに<h3>を使いましょう。
不規則な並びにしない
気をつけて欲しいのは、【h1→h3→h2や、h3→h2→h1】この様に順番がバラバラになるのは止めましょう。検索エンジンがページの構成を読み取ってくれず、『このページには読む価値が無い』という判断をします。
見た目は一緒でも、SEO対策上のページ構成が分かりづらくなってしまうため、検索エンジンが正確にページの内容を読み取れなくなり、検索順位の決定に悪影響を与えてしまいます。
コンテンツ内の最適化も大事で、Googleのロボットに対しても、検索ユーザーに対しても、読み取りやすいページ構成にしましょうという事です。そうする事でコンテンツの質が適切に評価され、本来あるべき検索順位に表示されるようになります。
代名詞を使わない
「これ」「あれ」「それ」と言った文字列は使うなって事です。今回であれば、「これ」を使えば、が、「SEOライティング」を使えばとなります。ちゃんとした正規表現で書く事でSEO対策の一環になりますし、クローラーも情報を拾いやすくなります。
専門用語は適度に使う
SEOライティングに限らず、文章を書く時は、「小学生にも分かるように書く」という基本があります。しかし、SEO対策で設定しているキーワードを抜いてしまっては元も子もありません。説明文には気をつけないといけませんが、省略できない専門用語などのキーワードは省略せずに使いましょう。
コンテンツ内の関連記事やリンクに関して
リンク先は内容が分かるものに
「ここをクリック」や「こちらへ」などのテキストにリンクを張るのは避けましょう。リンク先のページにどのような情報があるのか、そんな事が書いてあるのかが分かるものを設定することで、ユーザーにとっても親切です。
リンクの色はむやみに違う色に変えない
リンクの色は全世界共通してこの色です。無意味に色を変えてしまうと、それに慣れているユーザーは混乱する可能性があります。もし、一目見てリンクであることが分からない場合は、隠しテキストや隠しリンクに該当し、ペナルティの対象になる可能性があるそうです。
既存記事への内部リンクはしっかりと設定しよう
リンクと言うと、自分のサイトから他のサイトへの外部リンクを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、実は内部リンクも外部リンクと重要度はさほど変わらないのです。内部リンクは、アクセスの多いページから少ないページへリンクするのが基本です。
こうすることで、アクセス数の少ないページにも検索エンジンの目が行き届きやすくなりますが、関連性の高いページを選ぶことや、ユーザーが分かりやすいかどうかも考慮する必要はあります。
ディスクリプションの設定|最後に命運を分けるSEO要素
サイト内や記事内のそれぞれのページでは同一のメタ(キーワード、h1、タイトル、ディスクリプション)は使わないようにしましょう。全てのページでこのディスクリプションが同じ内容だと、Googleも同一ページが複数あると認識し、重複コンテンツになる可能性があります。
「1ページ1キーワード」を守ってコンテンツを作る事を原則と覚えておきましょう。
ディスクリプションの設定ではキーワードの順番を守る
先ほどはちょっと伝え忘れましたが、検索順位の引っ掛けたいSEOのキーワードは、重要度の高い物から使うようにしましょう。例えば、『コーヒー、美味しい、入れ方』というキーワードだったら、『”コーヒー”を”美味しく飲む10の”入れ方”』という具合です。
理由は先ほども言いましたが、先頭にあるキーワードほど重要度が高いと認識されるからです。
120文字以内に納める
検索をするユーザーにとって有益な情報とは、タイトルでは伝えきれないページの内容が簡潔に書かれている事がキーポイントです。ディスクリプションは本文の補足であるとともに、ここでも検索順位を高める効果を発揮します。先ほどキーワードをいれたので、ここでもSEO対策に繋がる事が期待できます。
そして検索して来たユーザーに、さらに分かりやすく中身の要点がまとめてあげると、ユーザーはそのサイトに自分が求めている情報があるかどうか判断できるという訳です。ここには表示できる文字数に制限があり、その限界が120文字です。ぴったりに納めるか、120文字以内で完結に書く事を目指しましょう。
URLの最適化(パーマリンクの設定)
URLを最適化する事で、検索エンジンがそのページをクロールしやすくなります。さらに、検索ユーザーにも安心感を持ってもらうことができ、結果、検索順位の向上が見込めます。以下は設定する際に気をつける事です。
パーマリンクは基本英語|日本語URLは個人的には推奨ない
例えば『ポンコツ.jp』というドメインがあったとします。日本語ドメインは直接どこかにコピペすると、『http://xn--tck8a5d2d.jp/』こんな感じで意味の分からない羅列になります。
日本語URLだからといって、マイナスになることはそうありませんが、何か狙った事をしない限り、日本語URLを使うのは止めましょう。
シンプルで分かりやすいものを使う
例えば、「example.com/124u38y-3r4r01-?243tfbfva1_adesesret5475」この様に複雑なURLですと、GoogleのクローラーがそのURLを読み込むために、必要以上に無駄な時間がかかってしまい、結果、クロールされにくくなってしまいます。
それを、「example.com/seo-writing」 の、ような分かりやすいURLにすると、ユーザーも検索エンジンも、「このページは、SEOのライティングについて書かれている」と推測しやすくなります。
短い方がGoogleも読み込みやすい説は今でもある
URLが過度に複雑だと、GoogleのクローラーがそのURLを読み込むために不要な時間がかかってしまいます。その結果、クロールされにくくなってしまうので、極力URLは短いものを設定しましょう。
(_)ではなく(ー)(|)を使う
アンダーバーではなく、ハイフンをつかいましょう。何でかはよく分かりませんが(笑)Googleが推奨する『シンプルな URL 構造を維持する』には、ユーザーの関心を引くことはほとんどありませんとありました。
参考:シンプルな URL 構造を維持する – Search Console ヘルプ
page1.htmlのような味気ないものでも、ユーザーやクローラーも判別しづらいので、めんどくさがらず一つ一つ設定しましょう。
サムネイル・画像の設定に関して
ブログに画像を投稿する時って、何となくぶっ込んで、「見た目がキレイなら良いや!」って思っていませんか?画像の設定も検索に引っかかりやすく最適化すると、検索エンジンから見てもスッキリした構造になるのでSEO効果を上げることができます。
さらに!画像のファイル名や alt テキストを分かりやすいものにすると、Googleの画像検索で表示されやすくなるので絶対にやっておきましょう。
altテキストは必ず入れる
alt テキストを設定すると、何らかの原因で画像が表示されない時に、代わりに入力した内容が表示されます。つまり、画像に設定したテキストがSEOの役割を果たす訳です。しかし、画像検索での上位表示を狙ってキーワードを詰め込んだり、文章量が多くなりすぎると逆効果になるので注意しましょう。
画像のファイル名は短くする
URLのパーマリンクと同じように、画像の名前(ファイル名)が長過ぎると、クローラーが読み込むまでに時間がかかってしまうので良くない。でも、短いファイル名とは言っても、『 image1.jpg 』といったファイル名は使わないようにしましょう。
画像には分かりやすいタイトルを付ける
画像にもタイトルをつけることが出来ます。画像にタイトルを付ける事で、検索された時にGoogle 画像検索の検索結果に表示されるようになります。つまり、ページタイトルと同じように、画像にもキーワードを入れておくことで、画像検索で上位に表示されやすくなるという事です。
その国の固有のテキストを使う
これは諸説ありますが、日本でなら日本語のタイトルを付けるようにして、海外なら「英語」などの言語でタイトルを振るようにしましょう。SEOなら万国共通かもしれませんが、「犬」とか「猫」なら、日本ではそのまま「犬」「猫」「イヌ」「ネコ」。海外なら「dog」「cat」にしましょう。
まとめ
長くなりましたが、検索順位を引き上げて、多くの人の目に触れさせる。SEO対策を意識したライティングするなら必ずやっておきましょう。ここでご説明した通りにライティングを行えば、今までよりも遥かに高い確率で検索上位に表示されやすくなります。
手間もかかるし、非常に面倒くさいですが、この手間を惜しまずに確実に設定するようにしましょう。また、検索順位を意識したSEO対策のライティング以上に追求しなければならないのは、言うまでもなくコンテンツの質です。
コンテンツ自体の品質が低い場合、いくら頑張ってSEOライティングを行っても残念ながら効果はほとんど出ません。まず第一にコンテンツ、書いてある内容の質。そしてそのコンテンツが検索エンジンから見ても、ユーザーから見ても読みやすくなるようにSEO対策を意識したライティングを行いましょう。
そうすれば、ただ闇雲に書き続けて検索順位の上がらず、モチベーションが上がらないと言った事も避けられます。頑張って下さい!